つづき

悠紀カメラにて撮影

というわけで、U2のお話し。

◆当日は、2時の待ち合わせで、悠紀ちゃんが電車に遅れ、わたしが自信たっぷりに埼京線京浜東北線を間違え、1勝1敗(なんの勝負だ?)でさいたま新都心に3時過ぎだか3時半だかに到着。


すでにグッズ売り場にかなりの人が並んでいたので、並んでみる。さすがボノ出演ということか、並んでいる間にアムネスティインターナショナルの方が活動の説明と支援(だったのかなぁ?)をコツコツと訴えていらっしゃった。うーん。今時、電話で活動を説明したいといっても電話番号を教えてくれる人はあまりいないのではないだろうか?と心配をしてみた。
ボノは「名声の正しい活用」と言ってたことがあるけど、確かにひとつのきっかけにはなるのかもしれない。自分を含めて、政治と宗教には疎い日本でこれだけ人を惹きつけることが出来るU2だけど・・・。反応は今ひとつしょっぱそうだった。


プログラムとTシャツを買って見ると4時半。ひとまず、暖をとるためにお茶。というか結局軽食。んで、ありナーの入場待機場所に5時半頃行ってみる。まだまだ人はまばら。「さて、噂のクロークはどこ?」という訳で、中央にあったアリーナ客向けの注意書きを読みに行ってみると、「荷物は入場前に預けろ」と。そーですか・・・とっても寒いですが、コートを持たずにコンサートを身軽に鑑賞するにはこの寒空をカットソー一枚で耐えろ、と。

という訳で悠紀ちゃんと腹をくくって、クロークに邪魔な荷物を預けて、身を縮めて待機所で番号を呼ばれるのをひたすら待つ。呼ばれてからも、さらに入り口の横で再度呼ばれるまで待機。ツライ。

6時半頃、何だかんだで、ステージ左よりの想像以上に前の方に陣取る。すんごい近いけど(前に人垣は5重ぐらいだった)、まるで朝の常磐線のようにみっちり人がいる。悠紀ちゃんはわたしより背が低いからかなり辛かったっしょ。時計を見て、ふと開演が7時半だったことを思い出してまたうんざり。

くそー。席がないってことは動いたら負けってこと。にしても長い。まだステージでは楽器のチューニングや立ち位置にガムテ貼ったりしてるし。まぁ、それをそこそこ間近で見れるのは面白かったけどさぁ。


そして7時45分ごろ、恐怖の開演。それまでのラッシュ状態のまま、おしくらまんじゅうと、ジャンピングに超あやふやな空耳合唱が始まり、耳の後ろではこぶしが突き上げられる。本当、初心者にはわけの分からん恐怖でしたがな。

2曲目のヴァーティゴ終わったら何とか落ち着いたけど、本当にびびりましたです。でもってさらに驚いたのは皆様デジカメや携帯で写真撮り放題!朝、18SINGLES に付いていたDVDで去年のイタリアのツアー見たときもみんな撮り放題だったけど日本でもそうだったのかぁ!だったらデジカメ持って行ったのになぁ。結局ワタクシのD902iには手ブレ防止機能もなく、ろくな写真は撮れないわ、途中で充電切れるわでガッカリでした。
アンコールではあまりのライトの美しさに結局悠紀ちゃんの携帯借りて撮影再開しましたが・・・やはり腕が悪いのかなぁ。残念。


帰りも退場に2、30分クロークで荷物を受け取るのに30分ぐらいかかった。ぐったりでもう自販機でお茶買って即帰るって感じだったな。
家を1時半に出て、帰ったのは12時過ぎ。



ライブは非常に盛り上がりました。とにかく、こんな近くで見ることないから、もう目がお腹いっぱい、頭もお腹いっぱいって感じであまり覚えてないくらいなんだけど、やはり、エッジのコーラスは好きだなぁ。とってもいい声なんだからリード取って欲しいぐらいだけど、このバンドは役割分担がはっきりしているからそれはないんだろうな。残念。
そしてもちろん、アダムはとってもカッコよかった!ラリーは普通のおじさんっぽいんだよねぇ。

U2の音ってすごくシンプルだから、すごく響く。一つ一つの楽器の音も、ヴォーカルも。例えばエッジの手を見てると「あー、なるほど、あんなふうに音が出てる」とかアダムの手を見てて「おぉ。この音は左手からね」とか。そういうのにすごく目と耳がいった。それだけでもう嬉しくて、心もお腹いっぱい、みたいな。
感想としてはひどく幼稚なんではございますが、本当に間近で見れて、しかももみくちゃで訳が分からなくなっちゃたのよぅ・・・

あと、ちょっとずっと思ってるのは「Elevation」はINXSがやってもカッコいいんちゃう?と。もちろんマイケルのいた頃で。ボノのマイケルが交流あったというのもありそんなことも考えてしまった。

何となく、エッジのギターとポリスのアンディ・サマーズのギター、ビリー・ジョエルのピアノとブルース・ホーンビーのピアノの音は聴き分けられるのではないだろうかという自身がある・・・。


◆今日は18 VIDEOSも見た。これは解説にプロダクション・ノートというか各ビデオの監督さん製作秘話みたいのがちょろっとでててそれも面白かった。

その中で、「SWEETEST THING」のPVを初めて見たのだけれど、もう面白くてくだらなくてそればっかり何度も見てしまった!奥さん(彼女なのか?)の誕生日を忘れてバカバカしいまでにも大げさに謝るボノ。
イケ面の僕ちゃん達がが出てくる、消防士のカッコしたストリッパーも出てくる、マーチングバンドもプチオーケストラもリバーダンスショーも始まる(これが一番私のツボだった!)。
メンバーも出てきて「ね?許してあげてよ」みたいな顔して歌う。
曲もU2らしからぬラブリーな感じで好きだったけど、こんなビデオがあったとは!


昔、ビリー・ジョエルのビデオでクリスマスに久しぶりに会う彼女のためにシャンパンや料理や素敵なムード作りにせっせと取り組むも全てが裏目裏目に出て、お互いボロボロ、ドロドロになってしまうも感動の対面、というこれまたかなりバカバカしいのがあったけど、それぐらいキュートであった・・・(*^ー^*)

さて、二人は仲直りはできたのだろうか?