映像センスってあるのね


イクスピアリの映画館のポイントカードがぼちぼち切れるのでタダ映画を観に行ってきた。
例によって1本だと物足りないのでタダ券で「マンマ・ミーア!」とちょっと悩んだけれども2000円の高級映画「U23D」をお金払って。


◆「マンマ・ミーア!」 ★★

これは…予告編見たら楽しそうだったし、実際やってる人たちも楽しそうで、エンドロールなんてまるで「みなさんのおかげでした!」の食わず嫌い王の罰ゲームのように演者は楽しそうだった。
本来あーゆーノリは好きなはずなんだが…。オーバー50(アラウンドじゃないと思う…)のおっさん、おばさんが大はしゃぎする姿…
ぜんぜん微笑ましくないんだよなぁ。なんかキツイ。

ギリシアの海と空のの美しさと娘さんの美人っぷりには非常に感動したんだけどなぁ。
ミュージカルなのに歌が別人ってのも。メリル・ストリープの歌が聴きたいのかといわれればNOなんですがねぇ。

もっと母と娘の友情物語(?)のようなものを想像していたからかな。
舞台だったらそれなりに音楽で楽しめたのかもしれないし、ドタバタしたストーリーも臨場感で乗り切れたかもしれない。
でもそれではギリシアの海がないか…


去年、飛行機の中で見ておけばよかった。




◆「U23D」 ★★★★


観るつもりなかったのにせっかくだからとあえて近所でやっていないメニューを選んだだけのつもりだったのに!
なんだろ。この当たりっぷりは!!

一昨年だっけか一昨々年だったかキツイ思いをして埼玉アリーナまで行ったU2のヴァーティゴ・ツアーの映像版。

いやぁ。驚いた。
最初始まってからは「遠近感使って3Dアピールするためにやたらとマイクスタンドなめてエッジを写してるなぁ」「この水しぶきはやっぱり3D用のヤラセ?」とかかなりいやらしいことを思いながら観ていたんだけど、それでもやっぱり観客のノリのよさと、渋い演奏とところどころに入るそれこそ3Dを活かした画面効果があったりしてすっかり夢中。
手拍子足拍子したくなったし、立ち上がりたくなった!

ライブ映像っていうのではなくて、ライブ映像を使った3D作品になっていたわけなんすよ。
特にアンコール。舞台のスクリーンの映像と舞台の演奏と新たに飛び出す「スクリーン映像を加工した映像」が上手く重なっていてですねぇ。
あれを上手に説明することが出来なくて歯がゆいですが、ホントにスゲェの一言。
1時間半足らずなのにこの満足、どうせならしっかりフルセットお願い!

後はせっかくなのでもっと低音響かせて、観ている人を音圧でグッタリさせて欲しかった!!

ちなみにチケット買うと写真の黒眼鏡をくれてこれをかけて鑑賞します。
ご家庭でこれが再現出来るならば絶対DVD欲しい!!


桜、頑張ってますよん。
そろそろひとつ咲くな。