水曜なので、映画です

地味によい映画です

だから、返さなきゃいけない本とDVDを先にしろ、と。はい。


インビクタス・負けざる者たち   ★★★★

これは一体何映画だったのか?
人権問題?国家?政治?スポーツ?伝記?(マンデラさんはまだご存命だけど)
おそらくはその全て。

昔、「サンシティ」という反アパルトヘイトの曲があったけど、当時の私ですら「イマドキ人種隔離政策って…」と思ったものである。
この曲が発表されたのが'85のことだったそうなので、それから約10年後がこの映画の舞台。

なんだか95年がものすごくアナログに見えた。
たった15年前ですら人種間の確執がこんなに酷いとは…。とはいえ、アメリカですら初の有色人種の大統領がオバマさんなんだからなぁ。

実際のマンデラ氏がどれほどの人格者なのか。このモーガン・フリーマンのままならば、本当に凄い。
上手に、気分よく人を使う天才。
Wiki見てたら、マンデラ氏は電波少年で松村にアポ無しされたそうだ。今度出るというDVDには収録されているのだろうか?
真面目に反省したことは、選挙権があるってことは凄いことなんだな、と。
選挙権を得た黒人たちが投票所に超長蛇の列を作っているシーンで、選挙に行かないことを申し訳なく思った。今日だけだけど。
でも考えさせられました。



大統領警護のSPさんたちもいい味出していた。
大変な仕事だ。


ラグビーなんて全く興味がないので、UFOみたいなボール持っておしくらまんじゅう、ってイメージなんだけど、不覚にも映画のワールドカップのシーンでは(実際の結果を知らないだけに)「うわー!ガンバレ!マシュー!」と手に汗握ってしまった。
へっぽこチームがWCで決勝まで行って、なおかつ延長戦とは!!

エンドロールの実際の試合の写真にじーんとしてしまった。

試合中のジェット機自爆テロか?と言うシーンも実話なのかなぁ?
あと、黒人にあまりよく思われていないチームが街中を無防備にランニングして平気なのか??とか勝手に緊張してみたり。いや、もしかしたらマンデラさん並に危険じゃないのか?と思ったんだよねぇ。

サントラも良かったな。




◆「バレンタイン・ディ」   ★★★

思っていたものとはちょっと違ったけど、思っていたより面白かった。
ただし、印象は薄い。しょせんラブコメ


ジェシカ・アルバは絶対黒髪の方が良いと思う。そうしたらもうちょっといい役が来るんじゃないかなぁ。
登場人物がやたら多くてちょっと混乱したけど、よくこれだけの人間関係を一本の映画にまとめたもんだ。

予告で気に入っていたおませな男の子のシーンがことごとくセリフが違ったような…。つーか別テイク採用ですか?
とにかくアメリカのバレンタインデーがとてもスペシャルなことは分かった。


チケット買った時は全部の席が空いていた。
始まった時は6人。
エンドロール終わってみればたったの2人。
そこまで酷い映画じゃないと思うんだけどなぁ。

でもポスターは酷いわ