バカみたいだけど

1日に金沢から帰り、2、3、4日と働き、5日からまた福井に行ってました。
うーん・・・。年休が10月になると分かっていたらこんなアホなスケジュールにしなかったのに。

寝台車にもう一回乗りたかったので北陸フリー切符再び。それがこんなことになるとは・・・。


最初、6日朝発、9日夜の寝台にしようと思ったけど、2日にみどりの窓口に行ったら9日は満席。8日なら1席だけあるとのこと。
すぐに予約しましたよ。えぇ。8日発。

5日の朝、寝ぼけ眼で地元を出発し、上野からスーパーMAXで越後湯沢、そこからはくたかで金沢、で雷鳥で武生、そっからバス。
まさに8時間。普通にドア・ツー・ドアでグアムぐらい行ける。
しかもバカな話で、指定席料金込みの切符だったのに必死で自由席を乗り継いで来てしまった。
うーん。21,400円の切符の半分で8,500円の旅をするとはもったいない。
しかし帰りの寝台で元は取れるはずだった。

旧祖母の家で母と近所の(ってもバスで1時間掛かった)温泉行ったり、武生の菊人形見に行ったり。
武生は観光地化を目指して頑張っているとは思うんだけど、何かが足りない。街並みは古くて悪くないんだけどねぇ。
菊人形、聞いてはいたけど、正直「これかぁ」という感想は否めないっす。


そして7日。
台風、しかも最大級の大型台風上陸。
よりによって8日はもろ特急北陸と同じ進路か?と言う状態。
こんなに真剣に天気予報見たの初めてってくらい見てた。

8日は朝から職場の子からも「電車に缶詰でショップ長に連絡取りたい。電話番号教えてください」なんてメールが来るぐらい。
そして自分は必死にJRの駅に連絡取ろうとしていた。

金沢駅は全く繋がらず、たまたま電話した東金沢駅で「今夜の北陸の寝台は運休が決定しています」とある意味予想していた答え。
でも、午後から雨脚は弱くなるかも、と思ってたんだが・・・。

そうなると8日で有効期限が切れるフリー切符がヤバイ。

東金沢で「とにかく今日の特急は出るかどうか分からない。最寄のJRの駅に行ってみてくれ」と言われた。
で、武生の駅に聞くと「運休の証明は出せるが、東日本の切符なので翌日に振り替えはここでは出来ない」

ただでさえ原価割れの恐れがあるってのにここで新たな出費を許すわけには行かない!
として携帯のタウンページで必死に切符を買った駅の電話番号を調べる。
・・・ナイ。同じ駅の私鉄はあるのにJRは無い。この際東日本ならどこの駅でもいいやと調べるが出てこない。
そりゃーないじゃないか!

思わずやっと出てきた上野駅の落し物問い合わせセンターに聞いてやろうかと思ったくらいだ。
でも「JR 東日本 駅」の検索キーワードから「駅」を外したら「お客様相談窓口」という番号がヒット。
おそらくクレームなんかを受けつけるところだろうと思ったけど相談には違いない。
さすがに台風の真っ只中、やはりなかなか繋がらない。
ほとんどチケット予約センターのノリで新宿、東京、池袋とある番号を順繰り掛けてやっと繋がった。


電話に出てくれた人がおそらくこんな事情だから翌日に振り替えができるはず。きちんと調べて折り返し連絡します、と言ってくれた。
うむ。良かった良かった。
そして、10分ほどして「最寄の駅で手続きできます。出来ないと言われたら全国のJRに通達が流れているはずだと言って下さい」とありがたいお言葉。


さっそく(とは言え祖母の家の近くのバス停にバスが来たのは3時間後ですが)、最寄JRのみどりの窓口にて9日の切符に振り替えて貰った。
残念ながら寝台は満席。それは最初から諦めてた。
でもやはり最初は危うく「この切符は今日までなので明日の列車には乗れません」と言われて終わる所だった。
「東日本の人に、窓口で通達を確認してもらって下さいと言われましたので確認してください」ときっぱりお願い。
根拠があるって心強い・・・。



3泊の予定が4泊になってラッキーと言う所。でもそれも宿ではなく祖母の家だから言えることだけど。
しかも仕事が無かったし。そうじゃなきゃもっとパニックになってただろうな・・・。


9日、母と地元の野菜を売る直売所で安くて丸まるした野菜を買い込み、母が要らないから持って帰れという大きなインスタントコーヒーやらなぜかスーパーで見つけてしまった「味の素100周年記念限定 金の味パンダ」やらで倍になった荷物を抱えて帰途に付きました。

しかも乗り換えの金沢駅で途中下車したら古本市やってて、「マザーグース絵本の世界」とかいうハードカバー他3冊まで購入。
(行きの段階で持参の文庫8冊、途中で買った文庫2冊も有り・帰りまでに読み終わったのは5冊)


夜の7時過ぎというラッシュ時間帯に怯んだ私は始めて上野からグリーン車に乗ってしまった。
えらい高く付いた(だって20分で750円!)けど、この荷物はどう考えても回りの方にご迷惑だったし、混んでいる一般車両を尻目に優雅に座れるというワクワク感もあったので好しとしよう。