久しぶりの更新と久しぶりの映画

今月から例によってまた仕事が変わったんで、ちょっと疲れております。
とはいえ、間に何もしない5連休と、2連休があったりしたんだけど。

2連休の最終日、部屋の掃除をするか3ヶ月返却をしていないDVDを見るかをするべきだったのに映画に行ってきた。
まぁ、現実逃避だな。
地震以降、まったく片付けていないひどい部屋なのになぁ。
審査で唯一復興したのは壊れたパタパタクロックを買いなおしたこと。

地震で壊れたというか、倒れたまま放置してしまったら壊れてしまったというか…結局無精者は損をするんだなと。
支払いを考えて、カードの締め日過ぎの16日に時計屋さんに連絡をして、古いのを下取りに出して3割引にしてもらった。でも、言わせてもらえば前に買った時より3割り増しの値段になっていたんでプラマイゼロつーか痛い出費には違いない。

しかも電話して知ったのがカード払い出来ない事。給料日前に18,375円は無いわぁ。
で、「2.3日後に振り込みます」と言ったのに、次の日に「発送しました」と連絡が来て驚いた。
それから不在中に「着払いの荷物があります」と配送業者さんから連絡きたり、再配達頼んでお金を文字通り工面して待っていたのに手違いで来なかったりで、手にしたのは昨日だった。やれやれ。
でも時計のある生活は快適です。
買ってよかった。


で、映画。

「SOMEWHERE」 ★★★☆

「アントワネット」のソフィア・コッポラ監督。ってことで選んでみました。
まほろば便利軒」(あ、ちょっと違うか)と悩んだけどこっちはもうすぐ終わりだったんで。

ストーリーはないと言うかあるというか…。ただ、日々が綴られている。
自堕落なハリウッドのセレブらしい俳優と、子供らしいけどちょっとクールな娘が一緒に過ごす。

どんだけスターなのか、どんな映画に出たのか、なぜ前の奥さんと別れたのか。ストーリーではまったく触れられません。
ただ、あるがままに場面が流れていく。
行間を埋めるのは観客のお好みで。


そんな映画。ちょっとジム・ジャームッシュっぽいような。それよりもずいぶん暖かいけれども。

山もなく、谷も無く。最後に主人公が自分のむなしさに気づく。



フェラーリはリアエンジンだから前のボンネットがトランクになっているのね、というのが個人的にとても気に入り、父娘が荷物をトランクに入れるシーンの度に勝手にニコニコしてしまった。

あと、オープニングの畑の周りを無駄に周回するフェラーリ。とってもイライラ感があってお気に入りです。
チューニングされていないギターで弾き語りをするホテルのおじいさんも味だった。

Wiiにポリスの曲とかで充て振りするゲームがあるんか?やってみたい。しかし、11歳のお嬢さんが”SO LONELY"なんて知らんだろうがなぁ。


何かを求めて観ると何も無いかもしれないけど、ふらりと観るとなんかちょっとふぅ〜っと出来る映画だった。

DVDはあきらめて今日返送してしまった。